オイルシールの設計
オイルシールには多くの形状がありますが、一般的に硬い金属環に柔軟なゴム製リップが接合された設計となっています。また、殆どのタイプでは3つ目の部品構成要素として、ガータースプリングが使用されています。ガータースプリングは、組み付け付け初期の段階からシール使用期間に渡り、シールの押し付け力を付加する役割を果たしています。シールリップの軸方向への締め付け力は、ゴムのプリテンション力とガータースプリングの引張力によって得られています。多くの場合、シールリップは機械加工を施したタイプやモールド成型品によるタイプとなっています。また、過酷な環境下で使用するタイプとして、シールリップ機能をサポートするために螺旋溝を施したタイプもあります。固定部側は、金属環となっているタイプや組み付け易さと固定部のシール性向上の観点からゴムで覆われたタイプがあります。
トレルボルグ シーリング ソリューションズでは、様々な分野における長年の経験をもとに、最新のオイルシールを提供しています。