E-モビリティ用途のシール製品動画

</br><br>E-モビリティ用途向けシール製品の動画を新たに公開しました!

世界的に電気自動車への政策が進んでおり、2030年までに40%の自動車が電気駆動になると予想されています。しかしながら、これには1回の充電による航続距離を伸ばす技術開発が必要となります。この技術の1つとしてe-アクスル技術の効率性向上があります。

次世代型eアクスルに対応するため、トレルボルグシーリングソリューションズではHiSpin®という新たなシールを開発いたしました。このシールは超高速回転条件下で動作するよう設計されたシールとなっています。

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HiSpin® シール

電気自動車メーカ様の要望にお応えすべくHiSpin® PDR RTとHiSpin® HS40という2つのタイプの高速回転シールを開発いたしました。これらは電気自動車の航続距離を伸ばし、電気自動車の普及に貢献するシール製品となります。

  • HiSpin® PDR RT – 超高速回転用PTFEシールは、60 m/sまで使用可能なシールとなっています。独自のシールリップ形状により、ギアボックス側では十分な潤滑環境を実現する一方、モータ側ではドライ環境を実現します。このシールは非常に優れた耐薬品性と高温/低温特性を有し、更に非常に低い摩擦特性からドライ環境下での動作も可能なシールとなっています。
  • HiSpin® HS40 – 特殊なシールリップ形状によるオイル保持機構により正逆両回転で使用いただけ、高速回転環境下であっても大変低い摩擦トルクを示すシールとなっています。速度は40 m/sまで使用可能なシールとなっています。当社の高機能FKM材:XLT材を使用しているため、電動アクスルの大変過酷な使用環境下でもご利用いただけます。

電気自動車のE-アクスル技術

電気自動車の主要技術の1つにe-アクスルがあります。これは従来のエンジンスペース内で電動モータとギアボックスを組み合わせたパーツとなっています。電動モータとギアボックスは直接結合されており、ギアボックスでは十分な潤滑が求められる一方で、電動モータの使用環境はドライとなります。この理由からこれらの2つのコンポーネント間で使用されるシールには高い信頼性が求められています。

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