トレルボルグでは、R&Dセンターを拡張、技術面でのブレイクスルーを加速

トレルボルグでは、R&Dセンターを拡張、技術面でのブレイクスルーを加速

トレルボルグ シーリング ソリューションズはドイツ シュツットガルトにある本社のR&D能力を拡張致します。新たな施設はトレルボルグ シーリング ソリューションズ イノベーションセンターという名称で、世界各国に配置された当社R&Dネットワークの中で大変重要な位置づけとなります。

このイノベーションセンターの拡張により、R&D能力のスペースは50%拡大され、3,000㎡となります。この中にはR&Dと製品イノベーション能力に関連したデモが行える300㎡のショールームも整備されます。

トレルボルグ シーリング ソリューションズ Global R&D DirectorのProf. Dr. Konrad Saurによると『イノベーションには新しい製品や材料の開発だけでなく、課題解決のサポートや技術面でのブレークスルーを加速させる解析や技術力の進歩もあります。』

シュツットガルトに新設されたトレルボルグ シーリング ソリューションズのイノベーションセンターには、イノベーションとプロトタイプ製作を担う施設だけでなく、様々なツールが完備され主要な試験が実施できるスペースと材料ラボ、そして最新の分析装置と測定器をもつラボが設置されることとなっています。ここには、熱重量分析(Thermal Gravimetric Analysis:TGA)、示差走査熱量測定(Digital scanning calorimetry:DSC)、フーリエ変換赤外分光光度計(Fourier Transform Infrared Spectroscopy:FT-IR)といった標準的な機械特性試験や材料解析装置から、エネルギー分散X線(Energy Dispersive X-ray:EDX)を備えた最新の高解像度の走査型電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope:SEM)が設置されます。

Konrad Saurは続けます『これらの能力を効果的に連携させることで、複雑な問題にも取り組むことができ、短期間で解決策を提示することができるようになります。ラボからラボへとテストサンプルを発送する手間や時間が省け、共に直接業務を遂行できるようになるため多岐にわたる業務のパフォーマンスを向上させることが可能となります。これらの能力は、材料、製品開発、シール設計、シールシステム内のシール相互作用の基礎研究、製造やフィールドでの故障解析、根本原因の解析をサポートします。』

『お客様内やフィールドで発生した課題に対する解決は、お客様が期待されている重要なサービスの1つとなります。統合されたR&D能力を持つ当社イノベーションセンターの新設により、トレルボルグシーリングソリューションズは、継続してお客様の期待を超える大きな一歩を踏み出すことになるでしょう。』

このイノベーションセンターはトレルボルグシーリングソリューションズのグローバル本社にあり、ドイツ本社と様々なグローバルサポート部門の本部としても機能しています。