コンビネーション プロダクトの利点
内服、注射、注入による薬物送達と比べると、コンビネーション プロダクトにはいくつかの利点があります。
- 医薬品有効成分(API)の放出の制御:ボーラス投与と対照的に、放出をコントロールした薬物送達を行うことで、最適な治療域内での一貫したAPI濃度を得やすくなります
- 標的化API送達:標的化送達は薬剤溶出デバイス、特にインプラント型デバイスの利点であり、有害な副作用を最小限に減らすと同時に、送達する治療用量を増やすことができます。
- 患者コンプライアンスの改善:多くの医療従事者がコンビネーション プロダクトを使用することで患者コンプライアンスの改善にも貢献できると考えています。例えば、高齢になるに従い患者さんが処方された薬を指示通りに確実に服用することができなくなる場合もあります。コンビネーション プロダクトを使用することで、このような事態を回避できるようになるため、この製品の重要性が高まると考えています。
- 感染防止:デバイスにAPIを加えることで、デバイスの機能がより適切に発揮されるだけでなく、局所的感染や全身感染を防ぎやすくなります。
薬剤溶出型医療用デバイスは、幅広い病状の治療に使用できる手段です。以下はコンビネーション プロダクトの用途例です。
- 婦人科関連
- 創傷ケア
- ステロイド溶出用カラー
- ペースメーカー リード
- 眼科用デバイス
- 抗菌剤