課題
間簡易迅速検査用として、より長時間の薬品への接触が可能なシールの設計
- お客様がCOVID-19を迅速に診断するための新しいPOC(ポイント・オブ・ケア)テストを開発
- この検査では試薬の放出をコントロールするためにシールを使用し、複雑だった流体処理を簡素化
- これまでのシール材ではお客様の独自の試薬に晒されると不具合が発生し、シールの寿命化が短かった
- さらに、検査装置の運転中に発生する機械的ストレスに耐えられなかった
ソリューション
化学的、機械的ストレスに耐える特殊な材料とシール形状
- トレルボルグのエンジニアが、社内の材料ライブラリの中から、アプリケーションの要求事項に近い既存の材料を特定
- この材料をベースとして、お客様独自の試薬へ耐性のある特殊材料を開発
- 材料エンジニアは、この新しいコンパウンドのテストと解析を実施し、適切な材料配合と硬さを決定
- この新しいコンパウンドを使用して、装置の機械的ストレスに対応できるシール形状を再設計
- トレルボルグは、装置のプレフィルドチャンバー内のフリクションを低減しながら、組み立てやすさと長期的な摩耗を改善する2つ目のコンパウンドを開発
結果
このシールはお客様の要求事項を満たし、米国とEUにおける患者の生活を改善し、COVID-19のニーズに素早く対応したシールとなった
- トレルボルグは、機能、納期、経済的価値においてお客様の期待を上回るソリューションを提供した
- 新しいコンパウンドとシールの形状は、お客様の試薬と装置運転中の機械的ストレスへの耐性を発揮
- お客様は緊急使用許可を取得し、その後CEマークも取得
- このデバイスは現在、COVID-19検出用の診断デバイスとして、またその他の感染症アプリケーションに使用されている